仕事は捉え方1つで、成果が大きく変わるものだ。例えば、新商品の開発のアイデア出しが必要だとする。どうすれば売れる商品が作れるのかと考えるだけでは、なかなかアイデアは出ない。しかし、消費者の視点に立って喜びそうなものを考えることで、さまざまなアイデアが出るものなのだ。このように見方を変えること、考え方を変えることで仕事は全く異なる性質を持つ。飛び込み営業でモノを売る仕事の場合、どのようにして売ろうかという捉え方をしていては、なかなか売れないだろう。商品のよさをどうアピールすればいいのか、あるいは価格面でどれほど得なのかを必死にアピールしても簡単に売れるものではない。そのような営業が多いがゆえに嫌気を感じている人に、どれほど必死にアピールしても無駄な結果に終わるだろう。
自分が相手の立場に立つことで、アプローチの仕方を変えることが大切だ。そこでまずは、話をする糸口を掴むことに専念するといい。どうしてこのような話を断るのか、これまで検討したことがあるのかを聞き出すためのアイデアを生むことに専念するのである。そうすればスムーズに会話ができるようになり、自然に商品に関する話もできるようになるだろう。そこではじめて、提供する商品について検討してもらえるようになるのだ。このように仕事は捉え方を変えると、考え方やアプローチも変わることになる。その結果、これまではなかなか出せなかった成果も生み出せるようになるのだ。